ロボット革命・産業IoT国際シンポジウム2024~Call for Action: 社会イノベーションに向けた製造変革~
タイトル名 | 開始時間 | 終了時間 | 場所 | |
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1 | [セッションデー] Call for Action: 社会イノベーションに向けた製造変革(対面) | 10月17日(木)11:00 | 18:10 | 都立産業貿易センター 浜松町館 5F (JR浜松町駅より350m 徒歩5分) |
2 | [セッションデー] Call for Action: 社会イノベーションに向けた製造変革(オンライン) | 10月17日(木)11:00 | 18:10 | オンライン |
3 | [本会議] Call for Action: 社会イノベーションに向けた製造変革(対面) | 10月31日(木)14:00 | 16:15 | 機械振興会館 B2ホール |
4 | [本会議] Call for Action: 社会イノベーションに向けた製造変革(オンライン) | 10月31日(木)14:00 | 16:15 | オンライン |
時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は当会の活動にご支援、ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
この度、「Call for Action: 社会イノベーションに向けた製造変革」 と題し、「ロボット革命・産業IoT国際シンポジウム 2024」を開催する運びとなりましたので、お知らせいたします。
IoTの普及と技術革新が進む中、製造業ではデータの有効活用を通じたビジネス変革が求められています。グローバルにおいても、各国は相互運用性や持続可能性を重視した取り組みを推進し、データ共有による新たなエコシステムの構築が進行しています。これらの動きに対応しつつ、将来に向けたビジョンを描き、実行していくためには、幅広い関係者の協力が不可欠です。「ロボット革命・産業IoT国際シンポジウム2024」では、国内外のリーダーや専門家を招き、データ主導のエコシステム構築に向けた課題と戦略について議論します。本シンポジウムは、地球規模の課題に取り組む新たな視点を提供し、国際社会と連携し未来を切り拓く場となることを目指しております。持続可能な社会イノベーションを実現するための知見とネットワークを構築する絶好の機会ですので、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
主催
共催
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協賛(五十音順)
ゴールドスポンサー
シルバースポンサー
後援(順不同)
プログラム(聴講無料)
■10月17日(木) 都立産業貿易センター 浜松町館 5F および オンライン
[Session 1] 製造変革のイネーブラ:データスペース
ものづくりの世界でデジタルエコシステムがどのように形成され、その参画者がどのような期待値 で参加しているのか、実践例の紹介を通じて理解してゆきます。 これまでのデータスペースの基本的な理解につづき、今年は社会実装段階に入った現時点で の課題や苦労、また、欧州で進む各種データスペース基盤のハーモナイゼーションのアプローチ について実践者から解説いただき、日本のデータスペース検討の材料とします。
(1) 11:00-11:05 オープニング
中富 道隆 (RRI 運営幹事)
(2) 11:05-11:10 The necessity of industrial data sharing for future growth
Markus Heß 氏 (独 経済・気候保護省 次長)
志を同じくするパートナーの国際的なコミュニティを形成することの、産業データ共有における重要性を概説します。また、重要な政治的・産業的成果や、協同するための提案を示します。
(3) 11:10-11:30 Making Manufacturing-X international
Thomas Hahn 氏 (Plattform Industrie 4.0 / Fellow, Siemens AG)
産業サプライチェーンはグローバルに展開されています。新たなビジネスチャンスを生み出すための産業データエコシステムは、初期からグローバルな視点で考える必要があります。このような取り組みは、どの地域や企業、団体もそれぞれ単独では実現できず、国際的な協力が不可欠です。そのため、私たちは昨年のRRIシンポジウム2023において、Internatinal Manufacturing-X Council(IMX)を立ち上げました。IMXは、主要な製造国や企業、団体との協力関係を築くため、定期的に意見交換を行い、国際的な産業標準を用いた相互運用可能な産業データエコシステムのグローバルネットワークを開発・確立することで、グローバルへの展開を実現していきます。今後、さらに多くのイニシアチブや国、企業が参加する予定です。競争力、持続可能性、レジリエンスを向上させるための企業や法規制のニーズから生まれた具体的なユースケース、製品カーボンフットプリント、機械のソフトウェアアップデートなどを紹介します。
(4) 11:30-11:50 Interoperability within and across data spaces
Boris Otto 氏 (Director of the Fraunhofer Institute for Software and Systems Engineering ISST and Professor of Industrial Information Management at the Technical University of Dortmund)
データ共有を効果的に行うためには、データスペース内およびデータスペース間のさまざまなサービス間での相互運用性が求められます。これには、データ交換やデータカタログ、ID管理、データのトレーサビリティなどのサービスが含まれます。The Data Spaces Support Centre(DSSC)は、ビジネスおよび技術的な要素を基にしたデータスペースの青写真を作成し、関連する仕様を明示しています。本講演では、データスペースのユースケースを通じて相互運用性の重要性を説明し、現在の取り組みや今後の展望について概観します。
(5) 11:50-12:10 RRIにおける産業データ連携ユースケース検討
入江 直彦 氏 (RRI WG1共同主査 / 株式会社日立製作所 社会ビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 シニアストラテジスト)
昨今、国内外において産業データ連携に関わる動きが活発化しています。この動向を受けてRRIでは’23年度にAction Group4(AG4)を立上げ、動向調査、ユースケース検討、将来技術の検討を実施いたしました。本講演では、特にユースケースの検討内容およびこれを実現するための諸課題についてユーザ企業ならびにITベンダ視点で検討した結果を紹介いたします。
(6) 12:10-13:00 パネルディスカッション
【パネリスト】
Sebastian Schneider 氏(Head of R&D Processes, DMG MORI)
Boris Otto 氏 (Director of the Fraunhofer Institute for Software and Systems Engineering ISST and Professor of Industrial Information Management at the Technical University of Dortmund)
入江 直彦 氏(RRI WG1共同主査 / 日立製作所 社会ビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 シニアストラテジスト)
【モデレータ】
中島 一雄 (RRI インダストリアルIoT推進統括)
パネルでは講演で紹介いただいた海外・国内におけるデータスペースの動向を元に議論を深めていきます。デジタルエコシステムを形成していく壮大な試みを異なるステークホルダとともにどのように進めているのか、企業にとってのモチベーションや協調領域の設定をどのように行っているのか、社会実装における現場の課題はどのようなものがあるかなど、理解を深め今後の国際連携の糸口を探っていきます。
[Session 2] リーダーズダイアログ: 産業の持続可能性
コロナ後における製造業では、地政学的なリスクなどグローバルの課題を克服し、持続的な成長を目指すことが求められています。このためには、労働市場の需給ギャップを埋めるための労働生産性の向上だけでなく、マイクロプラスチック問題や気候危機などの課題に取り組み、自然と共生するイノベーションのための知的生産性の向上も必要です。このような各国共通の課題があるものの、その課題認識やIoTやDXなどのデジタル施策に関して各国それぞれの解釈や方針が散見されます。
そこで、日米欧それぞれで分析している労働力問題や地球環境問題などについて、課題と解決の方針を提言書としてまとめる活動を進めています。そして、文化的背景や社会情勢の違いから課題の重要度や解決の順序が異なっていたとしても、共通のゴールを目指すグループとして、国際協調して進める共通項を見出そうとしています。
日米欧それぞれで分析している事例を各国の専門家から事例紹介して頂きます。更に、課題を解決する施策としてのIoT、DX、人機械協調、AI応用などのデジタル施策における各国の課題や、国際協業で解決すべき論点を議論します。
(1) 14:00-14:05 オープニング
野中 洋一 氏 (RRI 国際標準化支援 アクショングループ / 日立製作所 研究開発グループ 技師長)
(2) 14:05-16:00 パネルディスカッション
【パネリスト】
Thomas Hahn 氏 (Plattform Industrie 4.0 / Fellow, Siemens AG)
Ragu Athinarayanan 氏 (Professor of Smart Manufacturing & Industrial Informatics, Purdue University )
木村 文彦 氏 (RRI 国際標準化支援 アクショングループ 主査 / 東京大学 名誉教授)
【モデレータ】
野中 洋一 氏 (RRI 国際標準化支援 アクショングループ / 日立製作所 研究開発グループ 技師長)
[Session 3] 日独専門家フォーラム
2016年より始まった独 Platform Industrie 4.0とRRIの連携協力の進捗報告です。標準化専門家会合と産業セキュリティ専門家会合はともに累計70回を超え、日独連携のパイプとして定着してきました。これらの技術の上に構築されるデータスペースによって、企業は新たなビジネスモデルやプラットフォームエコノミーを追求する機会を得るとともに、そこでのデータの信頼性とセキュリティを確保するためのデータガバナンスの役割がますます重要になっています。日独の協力を通じて、これらの課題に対するソリューションを共に模索し、デジタル時代における持続可能な成長を目指しています。
(1) 16:15-16:20 経済産業省 挨拶
真島 英司 氏 (経済産業省 製造産業局 総務課)(須賀 製造産業DX政策企画調整官 メッセージ代読)
(2) 16:20-16:25 独 経済・気候保護省 挨拶
Markus Heß 氏(独 経済・気候保護省 次長)
(3) 16:25-16:50 デジタル製品パスポート:循環経済とイノベーション
高本 仁志 氏 (RRI 国際標準化支援 アクショングループ / 国立研究開発法人産業技術総合研究所 インダストリアルCPS研究センター つながる工場研究チーム 上級主任研究員)
Jens Gayko 氏 (SCI4.0 Managing Director)
EUでエコデザイン規則(ESPR)が施行され、今後、製品にはデジタル製品パスポート(DPP)の実装が義務付けられます。日本の製造業におけるDPPの位置づけを理解するとともに、規制遵守のためだけでなくイノベーションに繋げるため、ユースケースの検討を通じて標準化要件を議論していきます。
(4) 16:50-17:15 Trustworthiness concept for Supply & Value Chain
小倉 貴志 氏 (RRI 産業セキュリティ アクショングループ / 株式会社日立製作所 研究開発グループ コネクティブオートメーションイノベーションセンタ 自律制御研究部)
Wolfgang Klasen 氏(Plattform Industrie 4.0 AG3 / Siemens AG)
ここでは、データ連携の進展により実現される循環型経済やDPPにおけるデータのTrstrustworthinessの検討を紹介します。
(5) 17:15-17:40 Collaboration on Business Model
杉江 周平 氏 (ビジネスエコシステム タスクフォース / フューチャー株式会社 Global Design Group ディレクター オープンイノベーション担当)
Nils Madeja 氏 (Plattform Industrie 4.0 WG6 / Technical University of Central Hesse)
2018年のRRI国際シンポジウムでのカガーマン博士の提案により始まったB2B Platform Economyの日独検討は、2021年の共同ペーパー発表までの第一フェーズを経て2023年の再起動により新たな連携協力のフェーズに移っている。市場ではサステナビリティや産業データ連携など新たなテーマが生まれる中で、どのように製造業がビジネスモデル変革をなしていくかがこの専門家会合での大きなテーマである。一方、日独は製造業の強みといった共通の特徴を持つものの、ビジネス習慣や業界の構造、企業のIT対応、文化など大きく異なる。こういった中で、ビジネスモデル変革へのヒントを見出していく取り組みを説明する。
(6) 17:40-18:05 Manufacturing Data Space:企業におけるデータガバナンス
Ingo Sawilla 氏 (Trumpf Werkzeugmaschien SE, Coordinator Datagovernance +Datasecurity)
近藤 伸亮 氏 (RRI 産業データ連携 アクショングループ 主査 / 東京大学 教授)
(7) 18:05-18:10 クロージング
芹沢 哲 (RRI 事務局長)
[ネットワーキング]
18:30- 20:30 登壇者、聴講者、招待者による懇談・ネットワーキング (都立産業貿易センター 浜松町館 2F レストラン HIKAGE)
■10月31日(木) 機械振興会館 B2ホール会場およびオンライン
[本会議] 14:00 - 16:15
テーマ:我々は、自社のしくみと、産業構造をどのように変えてゆくべきか
日本企業の経営層を招き、自社の仕組みと産業構造をどのように変革すべきかを議論します。セッション1~3の振り返りとRRIの活動、さらには海外と日本の動向を踏まえ、日本におけるデータ連携推進の課題を明らかにし、解決策を模索します。そのためには、企業が自ら取り組むべきこと、企業間で連携して行うこと、国レベルでの対応、さらには産業界や政府、環境などのさまざまなステークホルダーを巻き込んで進めるべき課題についても考え、共有していきます。
(1) 14:00-14:10 RRI 会長 ご挨拶
東原 敏昭 氏(RRI会長・株式会社日立製作所 会長)
(2) 14:10-14:15 経済産業省 ご挨拶
田中 一成 氏(経済産業省 審議官(製造産業局担当))
(3) 14:15-14:45 国際シンポジウム 国際との対話から、およびRRI活動紹介
水上 潔 氏 (RRI WG1 産業IoT アドバイザ)
藤野 直明 氏 (RRI 製造IoT情報マーケティング / 株式会社野村総合研究所 未来創発センター シニアチーフストラテジスト)
入江 直彦 氏 (RRI WG1共同主査 / 株式会社日立製作所 社会ビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 シニアストラテジスト)
(4) 14:45-15:55(パネル)15:55-16:10(質疑) パネルディスカッション
【パネリスト】
小寺 健夫 氏(SAPジャパン株式会社 Industry and Customer Advisory 戦略プログラム担当 Automotive Competency Center 所長)
齋藤 洋平 氏 (フューチャー株式会社 取締役CTO)
村上 弘記 氏 (RRI WG1共同主査 / 株式会社 IHI 技術開発本部 技監)
藤野 直明 氏 (RRI 製造IoT情報マーケティング / 株式会社野村総合研究所 未来創発センター シニアチーフストラテジスト)
【モデレータ】
水上 潔 氏 (RRI WG1 産業IoT アドバイザ)
(5) 16:10-16:15 クロージング
芹沢 哲 (RRI 事務局長)