資源枯渇、廃棄物増加への対策が喫緊の課題となる中、持続可能な社会の実現に向けて、従来の直線型経済から脱却し、資源の投入量と廃棄物排出量を最小限に抑え、資源を最大限に循環させる循環型経済(サーキュラーエコノミー)への転換が求められています。このような背景認識のもと、製造業におけるサーキュラーエコノミーの実現に必要な標準化に繋がる領域の特定をスコープとして、以下に焦点を当てて調査および分析を行い、論点をまとめました。
- 国内外のサーキュラーエコノミーに関する取り組み
- 製品のライフサイクル全体(設計、製造、使用、回収、リユース、リサイクル)にわたる資源循環の実態と、それに伴う課題
本報告書は、国際標準化支援アクショングループ(AG1)/サーキュラーエコノミー検討タスクフォース(TF4)の2024年度の活動内容をまとめたものです。AG1はものづくりに関するステークホルダ(企業や標準化専門家)が参画し、俯瞰的な視点でものづくりに関する標準化領域の特定などに取り組んでいます。
【IoTによる製造ビジネス変革WG(WG1)/2025年9月発行】