IoTによる製造ビジネス変革WGの「産業IoTロードマップ2023年度版」を公開します。2018年の検討開始より6年を経ていよいよ中間取りまとめとしてのリリースとなります。
本調査研究委員会では、産業IoTロードマップの作成を未来の産業社会の設計問題であると捉えました。社会や社会変革の設計は対象範囲が膨大で、かつ実現には多大な時間を要します。また、狭い範囲の近視眼的な設計や実装により、未来社会の実現範囲を制限することを可能な限り避け、予想外・想定外の振る舞いによる不具合を極力減らすためには多くの知見を集積することが必要です。そのためには多くの関係者との対話が必要であり、対話にはツールが必要です。
本ロードマップは既存のロードマップとは異なる「協働」を狙いとした対話ツールであり、調査研究委員会メンバーによる論点整理と情報収集の結果を用いたオープンで活発な議論を喚起し、対話と対話結果の質向上をめざす「ディスカッションペーパー」を指向しています。あくまでも社会実装を前提に、本ロードマップを通じた対話で止揚し、合意形成結果を随時ロードマップに反映するリビングドキュメントとして運用していきます。
2022年度以前の報告書については下記リンクから参照いただけます。
・WG1「産業IoTロードマップ調査研究委員会」活動報告書のリリース