【RRI Webinar】DPPに対応し、ビジネスチャンスを得るための取組
~カーボンフットプリント算定の最新動向とデータスペース活用~
RRI会員 関係者 各位
このたびRRI AG4/TF4では、「DPPに対応し、ビジネスチャンスを得るための取組」をテーマにWebinarを開催いたします。
前回のWebinarでは、「DPPをビジネスチャンスとして捉えるべき」との登壇者のメッセージに、多くの共感が寄せられました。今回はその反響を受け、より実務的な視点から、カーボンフットプリント(CFP)の算定や企業間データ連携の最新動向を深掘りします。
脱炭素化を進める中で、サプライチェーン全体におけるCFPの精緻な算出と、環境情報の積極的な発信はますます重要性を増しています。本Webinarでは、国内外のルールや政策動向を踏まえつつ、CFP算定の手法、データスペースを活用した企業間連携のメリット、さらに実際の取組事例をご紹介します。また、これらの取組がどのように新たなビジネスチャンスにつながるかについて、登壇者との意見交換も予定しています。
事前のご質問も受け付けており、RRI事務所(高田馬場)での対面参加も可能です。ぜひご活用ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
日時
2025年7月4日(金)16:00~18:00(120分)
開催概要
形式 : RRI高田馬場事務所 およびオンライン(Webex)のハイブリッド開催
対象 : CFP算定・開示方法など脱炭素の対策に関心のある方
製造DXにおけるデータスペース活用に興味のある方
プログラム
講演1 (15分)
タイトル :カーボンフットプリントに関する政策適用の動向
登壇者 :桐原 貴大 氏(みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)
概要 :カーボンフットプリント算定が求められる背景として、国内外でカーボンフットプリントが政策に適用されつつある現状を解説します。
講演2(15分)
タイトル :GHG排出量算定の1次データ化にどう対応するか
登壇者 :西脇 真喜子 氏(みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)
概要 :現在動きが活発化するGHG排出量算定の1次データ化について、その背景や企業にとっての
対応の必要性、対応方針策定の考え方と取組みステップについて解説します。
講演3(15分)
タイトル:サプライチェーンのCFPデータを算定・開示する日本企業の実践事例
登壇者 :永野 友子 氏(富士通株式会社)
概要 :WBCSD/PACTとGreen×Digitalコンソーシアムの方法論に基づき、グローバルサプライヤーと実データを活用したCO2排出量の企業間データ連携の実践例とルールメイキングの意義、今後の展望を説明します。
講演4(15分)
タイトル :企業間データ連携にグローバルデータスペースを活用する意義
登壇者 :境野 哲 氏(NTTコミュニケーションズ株式会社)
概要 :CFP等のサステナビリティ情報をサプライチェーン企業間で安全・簡単に共有できるデータスペースの仕組みと導入・利用方法を概説します。
パネルディスカッション (50分)
テーマ :DPPに対応し、ビジネスチャンスを得るための取組
登壇者 :内田 裕之 氏(みずほリサーチ&テクノロジーズ)
永野 友子 氏(富士通株式会社)
境野 哲 氏(NTTコミュニケーションズ株式会社)
モデレータ:柴田 昌彦 氏(Green×Digitalコンソーシアム)
トピック :CFP情報を開示することによる企業側のビジネスメリット(開示しない場合のリスク)
DPP対応のためのCFP算定にあたり日本企業が直面する課題(システム・設備・人材への投資、自社内幹部やサプライヤとの合意形成等)
CFPの算定・開示に向け各企業がいま着手すべきこと
CFP算定やデータスペース活用を検討する企業を支援する取り組み等
登壇者/モデレータ紹介
桐原 貴大 氏
所属:みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 サステナビリティコンサルティング第1部 環境エネルギー政策チーム マネージャー
経歴:2012年 みずほ情報総研(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)に入社。省エネ関連、スマートコミュニティ関連等の調査業務に従事した後、経済産業省へ出向し、国内の温暖化対策関連の施策を担当。当社に帰任後は、官民のカーボンフットプリントに関する業務に多く従事し、算定ルールの策定支援やカーボンフットプリントの算定支援に取り組む。
西脇 真喜子 氏
所属:みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 サステナビリティコンサルティング第2部 環境ビジネス戦略チーム シニアコンサルタント
経歴:マーケティングリサーチ会社で主に環境関連製品・技術の市場動向・技術動向等の調査研究業務に従事後、2020年みずほ情報総研(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)入社。以降、GHG排出量算定・削減戦略策定支援や環境ビジョン策定支援等に従事。サプライチェーンエンゲージメントや一次データ活用など、サプライチェーン全体での脱炭素化に向けた活動についても幅広く支援。
永野 友子 氏
所属:富士通株式会社 Global Solution Business Group, Strategy & Transformation Unit マネージャー
経歴:産業技術総合研究所を経て、2011年富士通研究所に入社、2018年より富士通のサステナビリティ戦略を担当、2023年よりFujitsu UvanceのSXに資するオファリング企画を担当。WBCSDのClimate Action、Circular Products & MaterialsのWGにて国際ルールメイキングに参画。また、Green×Digitalコンソーシアムにて、サプライチェーンの脱炭素実現に向けた取組を牽引。日本LCA学会理事。博士(環境科学)。
境野 哲 氏
所属:NTTコミュニケーションズ株式会社 エバンジェリスト
経歴:1990年NTT入社。2019年よりRRIにてグローバル企業間データ連携技術の調査検討に取り組み、IDSA、Gaia-X、Catena-X、International Manufacturing-X、DSA等とデータスペースの技術検討・実証実験・PoCを推進中。
内田 裕之 氏
所属:みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 サステナビリティコンサルティング第1部 プリンシパル
経歴:1995年 富士総合研究所(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)に入社。入社以降、現在に至るまで官公庁、外郭団体、業界団体、民間企業など多様なLCA関連のコンサルティングに多数従事。日本LCA学会理事、民間企業の外部LCA評価委員などを歴任。現在は、官公庁、業界におけるCFP、削減貢献量、削減実績量等の算定ルールの開発を支援するとともに、民間企業のCFP算定・検証対応のアドバイザーを務める。LCA関連の有識者、民間企業担当者、認証関連団体などに幅広いネットワークを有する。
柴田 昌彦 氏
所属:Green×Digitalコンソーシアム 見える化WG副主査
経歴: 2001年、富士総合研究所(現みずほリサーチ&テクノロジーズ)入社。 一貫して企業のサステナビリティ経営の戦略構築・実行支援に従事。スコープ3には2000年代から関与し、スコープ3基準の開発や日本企業の対応を支援。 現在は、Green x Digitalコンソーシアムで、サプライチェーン上でのCO₂データ交換の方法論の開発に取り組む。
お申込み
申込締切 : 2025年6月30日(月) ただし、定員60名を超えた時点で締め切ります。
招待状 :お申込み後、7月2日(水)に招待状をお知らせしますので当日提示ください。
会場 :東京都新宿区高田馬場1丁目31-18 高田馬場センタービル 12F
高田馬場センタービル – Google マップ
オンライン参加
申込フォーム:
https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=u1nPN5PM9k-_jwz_tqhcFyjCN5L6iUpGjwTks2Y6sDdURFQzVTVHTEI2RDAyOVhZSDVBOVJSQjAxUC4u
申込締切 : 2025年6月30日(月)
参加用リンク :お申込み後、7月2日(水)に参加用のリンクをお知らせします。
質問受付 :ご講演いただく桐原氏 西脇氏、永野氏、境野氏へのご質問を事前にお寄せいただけますと幸いです。
パネルディスカッションの際に、可能な限りご回答いたしますが、時間の都合上、すべてのご質問にお答えできない場合もございます。
本Webinarに関するお問い合わせは、以下までご連絡ください
RRI事務局 / Email: kumagai.yoshitaka@jmfrri.gr.jp