情報ロボット関連組織・団体・企業

北九州ロボットフォーラム

概要

【北九州ロボットフォーラム設立趣意書】
日本のロボット産業は、自動車産業や半導体産業などを中心としたあらゆる製造業分野に普及、発展してきました。今では世界で使われているロボットの大半が日本で生産され、世界一の「ロボット大国」と言われるまでになっています。現在、産業用はもとより、警備や清掃、介護など身近なところで活躍する次世代ロボットに対する潜在的ニーズが高まりつつあるとともに、ロボット技術をさらに高度化させることで様々な分野への応用が期待されています。2010年には、約3兆円にまで市場規模が拡大する見込みであり、これまで実験的な要素の強かったロボット産業が、実際のビジネスと結びつく時代が近づいているといえます。

北九州市には、世界的な産業ロボットメーカーや、ロボット分野に応用可能な要素技術をもつ中小企業、さらに全国的にも先駆的なロボットベンチャー企業の存在やロボット関連技術の研究開発に取り組む大学、研究機関が集積しています。また、福岡県、福岡市とともに設立した「ロボット産業振興会議」を中心に、「ロボット開発・実証実験特区」の認定を受け、公道上でのロボット歩行実証実験を開始するなど、全国的にも先進的な取り組みを行っています。

長年にわたる「モノづくり」の中で培われてきた技術、人材、そして熱意に加え、これらのポテンシャルを十分に引き出すことにより、北九州市は我が国のロボット産業をリードするロボット産業集積地として大きく発展する可能性をもっているのです。そのためには、産業界、大学、行政が一体となって、これまでのロボットの研究開発にとどまらず実証化・事業化をめざした取り組みを強化し、ロボット産業の拠点化を図ることが必要であり、ここに「北九州ロボットフォーラム」を設立するものです。

つきましては、「ロボット都市・北九州」として、今後、本市が発展するため、皆様のご賛同をいただきますようお願い申し上げます。

平成18年2月
設立発起人
北九州市長 末吉 興一
財団法人北九州産業学術推進機構理事長 阿南 惟正

詳細

【北九州ロボットフォーラムの活動】
1.会議の開催
  年1回総会の開催と、ロボットに関する最新の技術動向やビジネス についての講演会、セミナーなどを随時開催しています。

2.研究開発の支援
  ■ 公共ニーズ調査
   博物館や文学館などの公共施設や、福祉・医療施設などにおいて導入可能なロボット技術を調査し、プロジェクトを企画します。
   また試作品づくりを支援します。
  ■ 研究開発プロジェクトへの支援
   企業、大学・研究機関等の共同研究開発プロジェクトの実施を支援します。

3.実用化・事業化の支援
  会員企業、大学・研究機関が開発しているロボット及びロボット技術の実証化・事業化の支援を行います。

4.人材育成の推進
  次代を担うロボット技術者や研究者の育成と、市民のロボットへの理解を促進する事業を行います。

5.情報発信・交流の促進
  北九州ロボットフォーラムの活動をPRするため、展示会への出展やPR事業を行います。

所在地

住所 〒808-0138 福岡県 北九州市若松区ひびきの北1番103

最終更新日:2017年4月11日
情報提供者:事務局