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これまでロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会 （RRI）と　ドイツPlattform Industrie4.0　は、産業セキュリティ分野について議論を進めて参りました。この度、議論の結果をホワイトペーパー「IIoT Value Chain Security -Realizing Trustworthiness Attributes for Supply Chain Elementss」に纏め、公開しました。

　COVID-19のパンデミックや地政学的リスクに際して、デジタル化・データ連携によるサプライチェーン強靭化がドイツ・欧州でもテーマとなっています。本報告書は、欧州におけるサプライチェーン強靭化に関係するイニシアティブと民間企業について取りまとめたものです。

　グローバルサプライチェーンのデジタル化が加速している中で、COVID-19 のパンデミックは貿易手続きのDX 化を促進しています。本調査は東南アジア諸国のシンガポール、インドネシア、タイに焦点を当てて、サプライチェーンの標準化をサポートするプラットフォーム等のイニシアティブの概要を取りまとめたものとなります。

　COVID19 によるパンデミックは世界を大きく変えました。従来のサプライチェーンは、ジャストインタイムのもと調達・生産・出荷されるのが当たりでした。しかし、突如として部材も部品も届かないという事態がそこかしこで生じ、その全貌は即座には把握できず、自動車の納車は大幅に遅れ、生産計画も大ダメージを受けました。日本の産業界にとって、生命線ともいうべきアジアとのデジタル経済圏の構築を進め、サプライチェーンの強靭化を図ることは喫緊の課題となっています。本報告書は、対アジアデータ連携に向けた戦略の方向感を得ることを目的として、欧州の「サプライチェーン強靭化イニシアティブ」をベンチマークとし、日本にとってのデータ連携先としての「ASEAN の事例」についての議論を取りまとめたものとなります。

　Gaia-XやIDSAなど欧州における産業データ連携の動きはますます活発化しており、その中でも欧州自動車業界のデータスペースCatena-Xは参加企業の数や取り組みともに欧州発データスペースの代表格として巨大なデジタルエコシステムを築きつつあります。これらの動きは従来のメーカー、サプライヤの関係とどう違うのでしょうか？これまでできなかった何を解決していくのでしょうか？そして、製造という観点から共通的に見出せる「変革」はあるのでしょうか？

　RRIでは日本のものづくり産業界におけるデータ連携の環境整備に取り組んでいます。その取り組みの一環として、データ連携に必要なセマンティックインターオペラビリティ（意味的相互運用性）を実現するための手段の一つである、オントロジーの実践状況とデータ品質管理に関する認証機関についての調査を実施しました。また、調査仕様にはない視点を得るため、それぞれの調査報告書について、異なる視点を持つ有識者による有識者会議を開き議論を行いました。

「ロボット革命・産業IoT 国際シンポジウム2022　報告書 ～ 全ての産業の基盤としての製造業 ～」をリリースします。

ドイツSCI4.0（Standardization Council Industrie 4.0）より 発行された"Standardization Roadmap Industie 4.0 Progress Report"（ドイツ標準化ロードマップ進捗状況報告書）の邦訳をリリースします。

ロボット利活用推進WG製造業sgrの活動で作成した、「協働ロボット違い情報整理 － 軸／座標系の呼称等の表記･定義 、 機能安全に関わる呼称･内容 －」を公開します。

ロボット利活用推進WG製造業sgrの活動で作成した、「協働ロボット安全解説書 ～ロボットを使用した協働作業の実現に向けて～」を公開します。